10月6日、当日の天候は午前中にしとしとと雨が降っていたものの午後にはあがり、レース自体は晴れの状態で迎えることができました。ロンシャン競馬場の開門が11時でしたが、下にあるように第1レースの発走が14時15分、あまり早く着いてもということで13時過ぎを目安に到着するように家を出ました。
ありがたいことにロンシャン競馬場まで1時間もかからないところに住んでいるので早めのお昼ご飯を食べて、前回のフォワ賞観戦時と同じポルトドートゥイユ経由でロンシャン競馬場に向かいます。今回は無料シャトルバスがちょうど良いタイミングで来たのでそれを使いました。
現地に着き、長い列に並んで門を入るとこの前のフォワ賞の時とは比べ物にならない観客の数に圧倒されました。着いたのは13時過ぎでしたが、この時点でかなりの人が入っていました。無類のビール好きの私はすぐにビールを買いにいき、持ち帰り可能なエコカップでビールをまず1杯。
騎馬隊の行進などで盛り上がりながらレースの開始を待ちます。
凱旋門賞は第4レースなので結構時間があります、少し馬券を買って外したりしながら、有名人いないかなーなんて探しながら待っていると(中野雷太アナウンサー、角居調教師、千鳥のノブさん、麒麟の川島さん、ナイツの土屋さん、吉田照哉さんなどなど発見!)、一人の老紳士に話しかけられました。彼はアイルランドから来たそうでエネイブルを熱心に応援していました(額を聞いても教えてくれないくらいの金額をかけていたようです。。。)。彼とは世間話やら競馬の話で意外なほど会話が盛り上がりました。やはりオルフェーヴルのことは知っており、通りかかった吉田照哉さんのことを「日本で一番有名なオーナーの一人だよ」と教えてあげたり、遠くの方で輪乗りする凱旋門賞出走予定馬を見て、「エネイブルを遠くから見て識別する方法は二つあるんだ。一つは顔の白い模様。もう一つは近くにジョン・ゴスデンがいるのさ」などとエネイブルの見分け方を教えてもらったりとぐだぐだ30分はしゃべっていたような気がします。
パドックに馬が出てくると彼と互いの幸運を祈って別れると、あまりの人だかりでパドックには近づけないため最後の直線を良い位置で見ようと馬場の方へ向かい、そこそこ良いポジションを確保、レースを待ちます。馬場に馬たちが出てくると観客のボルテージは最高潮です。
パドックに帰ってきてガッツポーズのブドー騎手
ロンシャン競馬場は普段のGⅠ程度であればそこまで大混雑するようなこともありません。しかし凱旋門賞デーは別格ということでしょうか、凄まじい盛り上がりでした。今回でロンシャン競馬場は3回目の訪問でしたが、また一つ新しい面を見たような気がします。ぜひこの記事を読んだ皆さまも一度はロンシャン競馬場を訪れてほしいと思います。馬との距離も近く、本当に素晴らしい競馬場です。来年の凱旋門賞がすでに待ち遠しく、再びの観戦を心に誓いながら帰路についたのでした。