オジュウチョウサン再び平地競走へ

 オジュウチョウサンが10月6日(日)に東京競馬場でおこなわれる準オープン競走の六社ステークス(ハンデ戦、芝2400m)に出走予定とのことです。障害競走の王者であるオジュウチョウサンですが、去年は平地競走にも参戦し、500万下、1000万下と連勝、ファン投票で参加した有馬記念では0.8秒差の9着と善戦しました。参戦予定だった宝塚記念は体調が整わずに回避しましたが、今年も平地競走を使うことになりそうです。六社ステークスの後は結果を見て判断するとのこと。有馬記念でも歯が立たないというような内容ではなかったため、準オープンでなら勝ち負けは十分できそうです。ここを勝ってステイヤーズステークスから有馬記念へというローテーションを見てみたいですね。

カフジプリンス引退

 今月3日の札幌日経オープンを制し、阪神大賞典2着、ダイヤモンドステークス3着など主に長距離路線で活躍したカフジプリンスが引退することがわかりました。カフジプリンスは以前にも屈腱炎で長期間休養していましたが再発し、すでに6歳であることも考慮して引退という運びになったそうです。引退後は乗馬になる予定です。

 カフジプリンスは速い上がりを使うことはないものの、豊富なスタミナでバテないという長所を活かして走る馬でした。順調にいっていれば春の天皇賞や海外の長距離レースなどでもっと活躍できたのではないかと残念に思います。とはいえ長期休養からの復帰後も阪神大賞典2着や札幌日経オープン勝ちなど活躍を見せました。欲を言えばこの豊富なスタミナを受け継いだ子どもを見てみたい気持ちがありましたが、ハーツクライ産駒も種牡馬入りしている馬は少なくないし、スピードタイプが人気のあるこのご時世仕方がないですね。乗馬になってからも大切に扱われることを願います。

【注目馬】ゴルコンダ(札幌2歳ステークス登録)

 札幌2歳ステークスに登録のあるゴルコンダ、現在netkeiba.comの予想オッズでは単勝1.7と圧倒的な人気予測になっていますが、前走未勝利戦の勝ち方があまりにも衝撃的だったため仕方ないかもしれません。未勝利戦は2着に1.8秒差をつけたレコード勝ち。勝ちタイムは優に札幌2歳ステークスを勝てるタイムでした。

 しかし新馬戦を見るかぎり、馬体が絞り切れていなかったとはいえ直線の上がり勝負でキレ負けした印象があり、あまりスローの上がり勝負というレースは得意ではないように見えました。それでも今回も未勝利戦と同じ札幌競馬場であり、速い上がりになるパターンは少ない競馬場なので、その点ではプラスかと思います。ある程度のペースで先行できれば勝ち負け間違いなしといったところでしょうか。

 血統面を見ると父はヴィクトワールピサ、母はムーランドロンシャン賞2着のあるゴレラ。母父はカーリアンの系統の種牡馬であり、どちらかと言えばスパっとキレるよりもスピードの持続力で勝負するタイプでしょう。

 まだ2戦しかしていないため評価が難しいところですが、札幌2歳ステークスもあっさりとクリアするようであればクラシック、それから海外挑戦へと夢が広がるかと思います。血統的にも2000~2400mという距離が合いそうですし、能力さえ足りるのであれば凱旋門賞で見てみたい1頭になるかもしれません。

シュヴァルグラン、英・インターナショナルステークスに出走

 本日2019年8月21日、ヨーク競馬場でシュヴァルグランがイギリスのインターナショナルステークスに出走します。日本馬としては2005年のゼンノロブロイ以来の挑戦です。

 シュヴァルグランは前走キングジョージからのイギリス競馬2戦目。滞在競馬になるので前走以上に調子をあげてきそうです。しかし、インターナショナルステークスは2050mという距離で、シュヴァルグランにとっては距離不足の感も否めません。とはいえディアドラの活躍からもわかるように、日本競馬のレベルはもはや世界のトップクラスであり、シュヴァルグランもノーチャンスではないでしょう。

 最大のライバルとなるのは間違いなくクリスタルオーシャンです。前走のキングジョージではエネイブルとのたたき合いで屈しましたが、現役の欧州の競走馬でトップクラスの馬であることに変わりはありません。デヴュー以来全てのレースで3着以内に入っている安定感も素晴らしく、エネイブル不在の今回は間違いなく勝ち負けに絡んでくると考えるのが自然でしょう。

 それ以外でもパリ大賞を制しての参戦になるジャパン、セントジェームズパレスステークス馬であるサーカスマキシマス、クイーンアンステークス勝ち馬ロードグリッターズなどGⅠ馬が多数参戦しています。

 シュヴァルグランもジャパンカップを勝ち、ドバイシーマクラシックや天皇賞・春2着の実績があり、ここでは上位に位置すると言っても過言ありません。どうしても馬券的には日本馬ということもあり美味しくはありませんが、今回は上位争いできるのではないでしょうか。人気のなさそうなところではリーガルリアリティは可能性があるかと思います。エクリプスステークスでのエネイブル、マジカルとの差を考えればこのメンバー相手であれば十分やれそうです。馬券を買うとしたらリーガルリアリティ、クリスタルオーシャン、シュヴァルグランあたりで組み立てたいですね。

 発走は日本時間で、本日2019年8月21日、23時35分です。馬券発売があります。

ディアドラ次走、愛チャンピオンステークスに決定

 先日イギリスのナッソーステークス(GⅠ)を制したディアドラの次走が、9月14日にアイルランドのレパーズタウン競馬場で実施されるアイリッシュチャンピオンステークスに決定しました。芝2000mのこのレースは、歴代優勝馬にはサドラーズウェルズ、ジャイアンツコーズウェイ、ファンタスティックライト、シーザスタ-ズなど日本でも馴染みのある名馬がずらりとその名を連ねています。

  海外でも日本のスーパースターホースディアドラとしてその参戦が取り上げられています(海外記事はこちら)。前走のナッソーステークスまではあまり評価が高くありませんでしたが、ナッソーステークス勝利でその注目度も上がっているようです。

 とはいえ比較的相手関係が楽だったナッソーステークスとは異なり、こちらは欧州の王道路線のレース。相当に厳しいレースになると思いますが、ディアドラも長期の滞在で調子もあげてきているので、いいレースを期待したいところです。アイリッシュチャンピオンステークスの結果次第では、追加登録をして凱旋門賞に参戦するかもしれないとのことです。

キングカメハメハ死す

 ディープインパクトが7月30日にこの世を去ってからわずか2週間足らず、ディープインパクトの前年のダービー馬であり、ディープインパクトと種牡馬界に君臨したキングカメハメハが8月10日朝、死にました。

 競走馬としては8戦7勝とほぼ完璧な成績を残し、安藤勝己をダービージョッキーにした馬でもあります。種牡馬としては芝ダート問わず大物を出し、二冠馬ドゥラメンテ、牝馬三冠のアパパネ、圧倒的なスピードのロードカナロア、ダート王者ホッコータルマエなど活躍馬は挙げきれないほどです。

 ディープインパクトとキングカメハメハの死により、日本競馬界は新しい時代に入ることになるでしょう。

ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)出場騎手決定

 8月24日(土)、8月25日(日)に札幌競馬場でおこなわれるワールドオールスタージョッキーズに出場する騎手が決定しました。詳細はこちらから。

 注目は今年6月のウィメンジョッキーズワールドカップで優勝し、日本人女性騎手としてシャーガーカップに招待されている藤田菜七子騎手です。今年はすでに23勝をあげており、昨年の27勝は上回るペースで勝ち星を量産しています。ニュージーランドから参戦するリサ・オールプレス騎手は藤田騎手も憧れとする女性騎手であり、フランスのミカエル・ミシェル騎手も合わせて3人の女性騎手の活躍が楽しみです。

 WASJにはその他にも武豊騎手や的場文男騎手のようなレジェンドが参戦しますし、関東2位として参加する三浦皇成騎手が個人的には楽しみです。

【予想結果】小倉記念、レパードステークス

 小倉記念は◎メールドグラースが1着、〇タニノフランケルが4着。レパードステークスは◎ブルベアイリーゼが4着、〇デルマルーヴルが2着という感じでした。2頭軸で勝った場合に一番嫌な外し方ですね笑。ただ小倉記念のカデナ、レパードステークスのハヤヤッコどちらも相手に買えていなかったので仕方ない外し方とも言えるのでポジティブに行こうかなと思います。軸選びはガチガチに人気サイドでもないのでそれが惜しいところまで来ていて、そろそろ当たりそうかなという手ごたえもあります。昨日の札幌日経OPで勝ち越した分も含めて今日で大きく負け越してしまいましたが、頑張ります😢

【予想】レパードステークス(GⅢ)

 ◎本命ブルベアイリーデ。2勝クラス(1000万下)勝ちもありますが、何より調教が抜群に見えました。同世代とのOPレースで3戦馬券圏外だったところで人気をかなり落としていると思うのですが、調教での走りを見る限りこのメンバーでも好走は十分可能です。

 〇対抗デルマルーヴル。実績を考えればジャパンダートダービー2着やUAEダービー4着があり、ここでは最上位です。クリソベリルの力をいまだ測りかねているのですが、今回のメンバーであれば着実に馬券圏内には来そうな印象。

 ▲単穴ビルジキール。2勝クラス勝ちからの3勝クラス2着は、降級制度廃止を考慮しても優秀。人気もそこまでなくていい。

 △ヴァイトブリック、ブラックウォーリア、ハヤブサナンデクン、アッシェンプッテル。サトノギャロスは距離延長がどうなのかということと、騎手でイマイチ評価できませんでした。アッシェンプッテルもできれば切りたいところでしたが一応。パドック次第では切るかもしれません。城戸騎手騎乗で人気は一歩立ち止まって考えてみたいところ。

 ◎〇2頭軸3連単マルチです。相手はその他の印。

【予想】小倉記念(GⅢ)

 小倉記念の予想です。今年は新進気鋭と申しますか、上がり馬が数頭いて好メンバーだと思います。

 ◎本命メールドグラース。トップハンデ57.5kgを背負うものの4連勝は伊達ではなく、このメンバーであればこの斤量でも勝ち負けできるという判断です。特に前走鳴尾記念はでは同斤量56kgのステイフーリッシュを下しており、同馬は次走函館記念で57.5kgを背負って3着に入りました。ステイフーリッシュよりも馬格のあるメールドグラースであれば斤量も問題なく、リーディングジョッキーの川田騎手が乗る点も好材料です。

 〇対抗タニノフランケル。これまでは人気先行であまり買いたくない馬ではあったのですが、今回の舞台である小倉競馬場では2戦して1勝して2着が1回とパーフェクト連帯です。特に小倉大賞典で結果を残している点は強調材料です。メンバー的にもハナを切れそうな構成になっていて、逃げることができればさらに勝ち負けの可能性が上がりそうです。

 ▲単穴アイスバブル。近6走安定しており、筋の通った血統で小倉でも成績を残している。人気もするはずなので飛んでくれると助かる1頭ですが、勝ってもそれほど驚けない。

 △アイスストーム、ノーブルマーズ、クリノヤマトノオー。人気薄ではクリノヤマトノオー。この馬はもともと期待していた馬で、ここで好走しても全く驚かないくらい評価はしています。それなりにポジションを取れたらいいなと思っています。

 最近買っていなかった3連単で、◎〇の2頭軸でその他の印に流す感じで。

【結果】ナッソーステークス(GⅠ)

 2019年8月1日、グッドウッド競馬場で9頭立てでおこなわれたナッソーステークス(GⅠ)に、日本から参戦したディアドラが出走し、見事1着となりました。日本牝馬による欧州GⅠ制覇はシーキングザパールがフランスのモーリスドゲスト賞を1998年に制して以来2度目の快挙となりました。イギリスGⅠ制覇としてもアグネスワールドが2000年にジュライCを制して以来2度目となります。

 前回ナッソーステークスについての記事で、プリンスオブウェールズステークスと比較してかなり相手関係は楽になり、いい勝負ができると書いたような気がしますが、いい勝負どころか1着ということで素晴らしい結果を残してくれました。このレースからわかることは、やはり日本競馬界のレベルは高く、層は厚いということです。プリンスオブウェールズステークスよりは相手関係が楽になるとはいえ、ハモーサやチャンネルという強豪もいましたからこれは立派な勝利です。今回のディアドラのように挑戦しなければ勝利もないわけで、これからもどんどん日本馬には海外でのレースに挑戦してほしいですね。


 

ディープインパクト献花台情報②

 すでに競馬場の献花台情報出ていました。
 全国の競馬場でディープインパクトの献花台・記帳台が設置され、すべてのウインズで記帳台が設置されるようです。設置期間は8月3日から9月1日まで。


 また今週の土曜日および日曜日の各競馬場メイン競走はディープインパクト追悼競走として実施されます。

【8月3日(土)】
札幌競馬第11競走:ディープインパクト追悼競走 札幌日経オープン
新潟競馬第11競走:ディープインパクト追悼競走 越後ステークス
小倉競馬第11競走:ディープインパクト追悼競走 九州スポーツ杯

【8月4日(日)】
札幌競馬第11競走:ディープインパクト追悼競走 UHB賞
新潟競馬第11競走:ディープインパクト追悼競走 レパードステークス(GIII)
小倉競馬第11競走:ディープインパクト追悼競走 農林水産省賞典小倉記念(GIII)


 さらに全国の競馬場でディープインパクトに関する展示がおこなわれます。期間は8月10日から9月1日まで。


 ぜひ足を運んでみてください。
 

ディープインパクト献花台情報①

 7月31日から北海道苫小牧市にあるノーザンホースパークにディープインパクトの献花台と記帳台が設置されているそうです。9月1日まで、朝9時から午後5時まで開場しています。ディープインパクトの母ウインドインハーヘアなどゆかりの馬もいるため、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。


 

ニートの割安優良株発見術

興味がある方がいるかどうかという問題はあるのですが、私の銘柄選びの方法を簡単にまとめてみますので、一つの参考になれば幸いです。具体的な方法論に入る前に、私の投資スタンスを一言で説明しておきますと、第一に資産を減らさず、第二に資産を増やすというものです。こうしたことを言っている人は...