ニートの割安優良株発見術

興味がある方がいるかどうかという問題はあるのですが、私の銘柄選びの方法を簡単にまとめてみますので、一つの参考になれば幸いです。具体的な方法論に入る前に、私の投資スタンスを一言で説明しておきますと、第一に資産を減らさず、第二に資産を増やすというものです。こうしたことを言っている人はすでにいるかと思いますが、100万円の資産から50万円増やすには50%の利益を出せば達成できますが、一度資産を50万円に減らしてしまうと50万円の利益を出すためには資産に対して100%の利益を出さなければなりません。つまり資産を減らさないで利益を出していくことが資産を増やしていくためには重要ということです。そうした私のスタンスからの帰結として、銘柄選びは割安で下値が小さい銘柄が中心になります。とはいえ割安というだけでは利益が出ません。その辺も含めて簡単にですが説明していきますね。

①PERの低い銘柄に絞る
 銘柄選びの第一歩として、PERの低い銘柄を選びます。PERとはPrice Earnings Ratio、株価収益率などと訳される指標です。株価を一株当たりの純利益(EPS)で割って算出される数字です。この数字が小さいほど割安とされるものです。割安株を探すためにはこの指標は避けて通れないものだと思います。業種によってPERの水準は異なりますが、基本的には10倍を切っていれば御の字です。銘柄によってですが20倍くらいまでは候補にしてます。

②業績が良く、EPS(一株当たりの純利益)の高いものを選ぶ
 ①でPERという指標を出しましたが、これだけでは不十分です。なぜならPERが株価に左右されるものなので、利益が出ていない銘柄でも株価が低ければPERは低く出ます。こうした銘柄は割安というよりも、利益が出ていないという理由から株価が低いまま放置されている銘柄と考えることができます。そのため保有していても上がる可能性は高くないと私は考えます。業績が好調で、EPSが高い銘柄(高いというのは想定的なものですが、例えば1000円くらいの銘柄でEPSが150や200もあれば相当私の中で買いたい銘柄ランキングの上位に入ってきます)であれば、すぐにとは言えなくても、いずれ株価が上昇してくる可能性が十分にあります。

③自己資本比率のチェック
 ②までの作業が私の銘柄選びの主軸なのですが、最後に自己資本比率のチェックをした方がいいなとようやく私は学びました。自己資本比率は、要は会社の安全性を測る指標と言ってもよく、極端に低ければ借入金などが多く資金繰りが厳しい状況にあると考えられます。もちろん業種などによるのですが(例えばメガバンクはMUFJもSMBCも5%を切っています)、特殊な場合を除けば私は30%を下回ってる企業は警戒をします。50%あれば安心かなという感じです。このチェックを見落としていたがゆえにMSワラントによる増資でガッツリ株価が下がった経験があります。長期投資をする場合にも倒産リスクを避けられると思うので、かならずチェックした方がいいと思います。

こんな感じで私は割安でそこから極端に下がる懸念がなく、上昇余地の大きい銘柄を探すようにしています。最近の成果としてはテクノホライゾン(6629)が筆頭で、現在ダブルバガー、もっと上も期待しています。この銘柄は2月頭の段階で700円台でしたが予想EPSは130くらいはあったでしょうか。もちろんこんな風に上手くいくことばかりではないでしょうが、確率を高めていけたらと思います。さらにこれ以外にも以上のような方法で選んだ銘柄をいくつか仕込んであるので、これからどうなるのか楽しみです。もちろん「このやり方がただ一つの正解だ!」みたいなことを言うつもりはありません。投資の方法は人それぞれです。ただ自身のスタイルを確立する際に一つの参考になれば嬉しいなと思っています。

[追記]基本的には紙の四季報を私は使っていますが、株探やみんかぶのようなものも見ています。ネット上の方がPERなどでのスクリーニングは簡単かもしれません。紙の四季報のいいところは一度に視野に入る情報量が多い点ですかね。四季報が出るたびになるべく時間の許す限り多くの銘柄を見るようにはしています。ニートなので時間は無限のはずなのですが笑。



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