馬券の種類について(日本・中央競馬)

競馬を始めたばかりの方には、いくつも種類がある馬券のどれを選択すればいいのかわからないという悩みもあるかと思います。競馬をやる人間にとって、どの馬券を選択するのか、どのような買い方をすればいいのかは永遠の悩みと言えるかもしれません。ここではそれぞれの馬券を簡単に説明してみます。競馬初心者の方の参考になれば幸いです。

【1頭を選ぶ馬券】
単勝
 1着になる馬、つまりレースでどの馬が勝つのかを当てる馬券です。最もシンプルでありながら、実はそう簡単には当てることのできない、単純かつ複雑な競馬の真髄とも言える馬券です。人気のある馬に賭ければ当たる確率は統計的にも高くなりますが配当も低くなります。逆に人気の無い馬に賭ければ配当は高くなるものの1着に来ることも難しくなります。

複勝
 通常のレースであれば3着までに来る馬を当てる馬券です。例えば10番の馬の複勝を買った場合、この10番の馬が1着か、2着か、3着のどれかに来れば当たりとなります。馬券の中では最も当てやすいですが、その分配当は低くなります。3着までに来ればいいので、人気の無いものの調子が良さそうな馬などを選ぶことができればいい配当を得られます。注意が必要なのは、レースが7頭以下の頭数でおこなわれる場合です。7頭以下でレースがおこなわれると、複勝は2着までに来る馬を当てる馬券になります。これを忘れていると「3着に来たのに複勝が当たっていない!」という事態になりかねません。

【2頭(もしくは2つの枠)を選ぶ馬券】
馬連
 1着と2着に来る2頭の馬を選ぶ馬券です。着順は関係ありません、2頭を選べばOKです。これも基本的な馬券であり、初心者の人にも買いやすいかもしれません。人気の無い馬がくれば意外なほど配当が高くなることもあります。

枠連
 馬には馬番と枠番というものが割り当てられています。この枠連では1着と2着に来る馬の枠の番号を当てることになります。馬連同様順番は関係ありません。枠連の特徴としては、レースの頭数に左右されるものの、頭数の多いレースでは1つの枠に2頭の馬が入ることになるため、馬連よりも当たる可能性が高くなることがしばしばです。



枠番と馬番がわかりにくいという人は上の画像を見てもらえるとなんとなくつかめてもらえると思います。

馬単
 1着と2着の馬を着順通りに当てる馬券です。馬連を厳しくしたものと考えていいでしょう。そのため馬連よりはほとんどの場合で配当が高くなります。

ワイド(拡大馬連)
 ワイドは拡大馬連とも言われる馬券で、1着から3着までに来る3頭のうち2頭を選ぶ馬券です。つまり3着までに来る3頭から2頭を選べれば当たりとなります。複勝の次に当たりやすいような気がしますが、感覚的には実はなかなか当たらない印象。配当はやはり馬連などよりもかなり低くはなりますが、それらよりは当たりやすいので人気の無い馬を絡めても狙いやすい馬券になります。

【3頭を選ぶ馬券】
3連複
 1着、2着、3着に来る3頭を選ぶ馬券です。馬連の3頭バージョンと考えたらいいでしょう。3頭になるということで難しそうに思いますが、実は意外と当たる印象が個人的にはあります。順番を当てる必要が無いのでちょっと冒険してみたい初心者の方にはおすすめかもしれません。

3連単
 1着、2着、3着を順番通りに当てる馬券です。最も難しい馬券と言えますが、最も配当の高い馬券になります。過去には最高で100円が約2890万円になったこともあります。大きな配当を狙う場合にはこの馬券がいいでしょう。ちなみに私の最高配当の馬券は約45万円です。100万馬券を当ててみたいものです。


【それ以外の馬券】
WIN5
 指定された5つのレースの勝ち馬を当てる馬券です。最高で100円が約4億7000万円になったことがあります。この馬券は毎日発売されるわけではなく、JRAによって指定された日に発売されることになります。競馬場やウインズなどの現金投票ではこの馬券を買うことができず、ネット投票やUMAKAで買うことができます。ちなみに私はいまだに当てたことがありません笑。

【予想】天皇賞・秋(GⅠ)

 とうとうやってまいりました。アーモンドアイとサートゥルナーリア、今の日本競馬界の頂上決戦とも言える一戦です。どちらが勝つのか、それともその他の豪華メンバーが一矢報いるのか。予想です。

 本命◎サートゥルナーリア。何度も何度も書いていますが、この馬は強いです。萩ステークスのパドックを見たときの衝撃は忘れられません。負けないで欲しい!

 対抗〇アーモンドアイ。こちらも負けず劣らず強い馬です。去年のジャパンカップでは自信の◎でした。とはいえ今年はここまで2戦のみで、ドバイターフ1着、安田記念3着。正直ドバイターフは圧倒的とは言えない勝ち方でしたし、安田記念は厳しい競馬になったものの3着。古馬になってからのパフォーマンスは多少物足りません。今回は安田記念以来の競馬であり、近年の外厩制度の発達により直行でもいい成績を残せることが多くなったものの、順調に来ているサートゥルナーリアと比較すると疑問符が付きます。さらに斤量56kgはサートゥルナーリアと同斤量。意外と斤量が堪える馬なのかもしれないし、同斤量であればサートゥルナーリアに分がありそう。

 単穴▲ユーキャンスマイル。長距離で良い成績を残してきましたが、父と母を見ても2000m~2200mくらいがベストな印象もあります。前走距離を一気に2000mへと短縮して、後方からの追い込みを決めました。今回はペースについていけるのかどうかという懸念はあるものの、それなりについていけるのであれば長距離もこなせるスタミナは武器になるはず。鞍上の岩田騎手の手腕にも期待したいところ。

 △は、
 カデナ。調教が抜群。力が足りるのであれば来ても驚きはない。
 スワーヴリチャード。近走は善戦マンのイメージですが東京2000mはベストの舞台。鞍上は嫌いですが少し怖い存在。
 アエロリット。当初は距離延長をマイナス要素と捉えていたが、この馬としての楽逃げが容易にできるとすればプラス要素なのかもしれません。前走インディチャンプを差し返していたのも印象的。
 とここまでに絞ろうかなと思います。

 買い方は◎→〇→▲△の3連単、4点。
 それに◎の単と、余裕があれば◎-〇の馬連まで抑えておこうかなと思っています。
 ここは上位2頭が強いという予想にしてみました。皆さんはどのような馬券を買いますでしょうか。
  

【予想】アルテミスステークス(GⅢ)

 アルテミスステークスの予想です。

 本命◎リアアメリア。何より新馬戦の勝ち方があまりにも強烈であり、新馬戦で3着、4着の馬もすでに勝ち上がり、レースレベルが低かったわけではないことの証左があります。川田騎手のコメントからもこの馬にかなりの素質を見出しているようで、本命にせざるをえません。

 対抗〇ラインオブダンス。過去3戦で上がり最速をマークしています。リアアメリアは強力なものの、その他はそこまででもないなと思っています。そこで2番手にはこの馬を抜擢。人気しないだろうなと思っていたのですが、これを書いているこの時点で2番人気でびっくりしております。それでも最終的にはサンクテュエールが2番人気にはなるでしょう。

 単穴▲ビッククインバイオ。左周りの広いコースが得意で前に行ってどこまで。

 △サンクテュエール。

 買い方は3連単◎→〇→▲△、◎→▲→〇△。計4点。

【予想】スワンステークス(GⅡ)

 スワンステークスの予想です。水はけの良い日本の馬場ですが、稍重から重くらいかなーといった前提で予想をしていきます。

 本命◎グァンチャーレ。今年に入ってから本格化といった印象のこの馬。スクリーンヒーローにディアブロという血統で道悪もこなせるでしょうし、道悪で必要な前目につける脚質も魅力。この馬を軸に。

 対抗〇モズアスコット。前回1800m戦をなぜ使ったのかはいまいち理解できないものの、内田騎手から岩田騎手への乗り替わりはプラスですし、何しろこのメンバー構成であればさすがに力上位。調教も良く動いており、血統からも道悪でもなんとか走ってくれそうなイメージ。

 単穴▲ダイアトニック。安定した成績を残しており、京都1400mも大の得意、スミヨン騎手への乗り替わりと人気になる要素が満点。調教も動いてます。ただ道悪になったときにどうなるのかがいまいちわからないのでこの評価にしました。できれば来ないでくれた方がうれしい。

 △マイスタイル。ダービー卿チャレンジトロフィーではダイアトニックに先着。初の1400mに対応できれば十分に勝ち負けまで。
  アマルフィコースト。人気になりそうですが一応抑えないといけない馬。
  モーニン。馬場が渋ればこの馬にとってはプラスになる。末脚に期待。
  セイウンコウセイ。何気にGⅠ馬。距離延長がプラスになるかも。

買い方は当日の資金次第ですが、とりあえず◎〇の2頭軸3連単マルチでいきまーす。

土曜日の注目馬

土曜日の注目馬を数頭ピックアップしておこうと思います。

・ヴィースバーデン(土曜・京都9R・萩ステークス)
 雨によって馬場が悪くなるとどうなるのか正直未知数ですが、新馬戦の走りを見て驚きました。これはかなり強い馬だと思います。新馬戦は内で前が壁になった相当厳しい位置から直線で外に段々と持ち出し、追ってからは凄まじい末脚を見せました。和田騎手が冷静に慎重に外に出していましたが、逆に言えばそれができるくらい手ごたえに余裕があったように見えました。おそらく萩ステークスはヴェルトライゼンデが一番人気になると思います。馬場が悪くなれば前走道悪を解消したこの馬が有利にはなると思うのですが、ヴィースバーデンに頑張って欲しいところ。できるだけ馬場が回復することを祈っています。

・キタサンバルカン(土曜・東京8R・500万下)
 以前から期待していた馬ですが500万下を勝ち上がれず足踏み状態。さすがにもう負けられません。近走を見ていると前走からの1ハロン短縮はプラスの印象を受けます。しっかり勝ち上がって、来年は重賞を狙う馬になって欲しい。

・リアアメリアとラインオブダンス(土曜・東京11R・アルテミスステークス)
 リアアメリアの方はあまり説明も要らないと思います。新馬戦を圧勝してアルテミスステークスに臨みます。新馬戦のメンバーから勝ち上がりも出ているようにレースレベルが低いわけではなく、この馬の能力の高さを証明していると思います。
 ラインオブダンスは現時点の予想オッズで6番人気となっていますが、新馬戦から前走未勝利勝ちまでの3戦すべてで上がり最速の脚を使っています。リアアメリアの他に良血サンテュエールや2勝馬2頭がいるメンバー構成となっていますが、リアアメリア以外であればラインオブダンスの方を上に取ってもいいかなという気がします。この馬はヴィースバーデンとは違って、母父にエルコンドルパサーを持ち、近親にクリソブレーズの一族がいることからも馬場が渋った方が好材料かと思います。重馬場にでもなれば大物食いを期待せざるを得ません。

【展望】天皇賞・秋(GⅠ):アーモンドアイ VS サートゥルナーリア、勝つのはどちらか!

 今週末は秋の天皇賞がおこなわれます。GⅠ馬が10頭と非常に豪華なメンバーが揃い、何より注目されるのはアーモンドアイとサートゥルナーリアの対決でしょう。どちらもルメール騎手のお手馬でしたがアーモンドアイを選択し、サートゥルナーリアにはフランスの名手スミヨン騎手が騎乗します。秋の天皇賞はこれまでにも数々の名勝負を生んできましたが、今年も名勝負誕生必至といったところでしょうか。秋の天皇賞がおこなわれる東京芝2000mは内枠がかなり有利なコースとなっています。まだ枠順確定ですが、現時点での評価を書いていきたいと思います。

 私が現時点で最も上位に評価しているのはサートゥルナーリアです。netkeibaの予想オッズでは2番人気となっています。過去の記事でも何回か書いていますが、もはやサラブレッドの理想形とでもいいましょうか、非の打ち所がないという印象の馬です。今回も重心のブレないバランスのいい最終追い切りをしており、追えばどこまででも走っていきそうな手ごたえでした。パドックを見れば毎回他の馬を圧倒しています。ダービーでは後ろからのポジションになってしまいあのような結果となってしまいましたが、まともにゲートを出て競馬ができれば今の日本の競馬界で太刀打ちできる可能性があるのは今回出走するアーモンドアイとブラストワンピースくらいだと考えています。大外に入ってしまった場合にはその時また考えてみますが、現時点では不動の本命、頭で来てくれることを期待しています。

 2番手はアーモンドアイです。上でサートゥルナーリアに太刀打ちできるのはこの馬くらいと書きましたが、やはり今回は少しマイナス評価とすべき要素があります。まず安田記念以来の休み明けとなる1戦、外厩で仕上げるとはいえ久々を使うというのは不安になるものです。そして何より斤量です。56kgで出走できるサートゥルナーリアに対してアーモンドアイも56kgの斤量を背負います。アーモンドアイが最高のパフォーマンスを発揮したジャパンカップは53kgでした。それ以降55kgのドバイターフ、56kgの安田記念ではパフォーマンスを落としていると見ることもできます。サートゥルナーリアと同斤量ではどうしても勝てるイメージが湧かないというのが私の印象となります。とはいえサートゥルナーリア以外の相手に負けるイメージも湧きません。2番手評価です。

 これ以外の馬の評価が難しいのでサートゥルナーリアの単勝とサートゥルナーリア=アーモンドアイの馬連でいいかなと思っているのですが、他の馬も見てみましょう。
 
 3番人気予想はワグネリアン。札幌記念からのローテーションです。サートゥルナーリアとアーモンドアイの争いに食い込むにはブラストワンピースとはもっときわどいレースをしてもらいたかったところ。東京2000mは舞台的には合いそうですので、その辺で展開もガッチリと噛み合えばもしかしたら上位進出もあるかも?

 次にダノンプレミアム。前走の安田記念は大敗したもののマイルから2000mではなかなかの成績を残しています。勝つとしたら逃げもしくは好位からの抜け出しというパターンになりそうですが、アルアインとほぼ重なるイメージ、アエロリットがいるので逃げることはないかもしれません。川田騎手がどのように乗るのか興味がありますが、アエロリット、アルアインあたりとの兼ね合いが非常に難しい印象。

 スワーヴリチャードは宝塚記念3着以来のレース。能力は相当なものを持っていると思いますが近走は馬券に絡むのがやっとというレースが続いています。上位2頭に食い込む可能性を最も秘めているのはこの馬だと思っているのですが、横山騎手がなかなか気まぐれロマンティックなので軸にはしづらく。。。

 アルアイン、アエロリットに関してはダノンプレミアムの項で書いたように同型の兼ね合いが難しく、このメンバー相手に粘れるかどうか。アエロリットは1ハロン延長でこのメンバー相手ではさすがに厳しいか。。。

 ウインブライトは東京競馬場ではキレ負けしてしまう。

 ユーキャンスマイルはここにきて急上昇していると思います。前走新潟記念では後方からの追い込みを決めましたが、今回はこの競馬では確実に届かないため騎乗予定の岩田騎手がどのように乗るかは非常に興味があります。内枠を引いて中団で競馬ができるようであれば上位進出もありえる1頭。

 とりあえず今回はここまでにします。これ以外にもマカヒキやケイアイノーテックがいますが、さすがに厳しいかな。。。というのが正直な感想です。すでに書きましたが、現時点ではサートゥルナーリアの単勝と、サートゥルナーリア=アーモンドアイの馬連です。あとは枠が決まってから考えることにしましょう。

【予想】菊花賞(GⅠ)

 とうとう5大クラシックレースの最終戦である菊花賞がおこなわれます。今年は神戸新聞杯、セントライト記念それぞれの勝ち馬が不在、ダービー馬も不在、重賞勝ち馬も3頭という非常に混戦ムードが漂っています。その分、当たった時のリターンも大きくなるということで、面白いレースになりそうです。それでは予想です。

 本命◎ヴェロックス。前走の神戸新聞杯ではサートゥルナーリアに負けましたがあれは別格なので仕方がありません。サートゥルナーリアを除けばパドックの雰囲気でもその他の馬たちを圧倒していましたし、今週の最終追い切りも非常に良く見えました。低調と言えるこのメンバーではさすがに力が1枚も2枚も抜けていると思います。3000mという距離は未知なのですが、ダービーの走りを見る限りスタミナもそれなりにあり、ハーツクライ系にモンズンという文字を見れば同世代の京都3000mなら十分です。馬場が荒れてもパワー兼備タイプに見えるので極端なものにならなければ大丈夫。川田騎手もここは落とせないと思っていることでしょう。

 対抗〇シフルマン。かなり人気がないですが、血統を見ても調教を見てもこれまでのレースを見ても3000mという距離がプラスに働きそうな感じ。前走はあまりにスローペースに落としたがゆえのキレ負けであり度外視することができそう。逃げ馬不在の今回、前走唯一逃げているこの馬がミドルペースで逃げて波乱を演出するという算段です。松山騎手に期待。

 単穴▲ワールドプレミア。ちょっと気難しい感じもあり未知数ですが潜在能力は高いと思います。その気難しさが良い方に出れば長距離にプラスに出ますし、悪い方に出れば嫌気を差してしまう懸念も。武騎手がどれだけ上手く乗れるか。

△ディバインフォース、メロディーレーンを除いた残りの13頭。全く絞れません笑。

相手を絞れなかった分、買い方を考えて、
3連単◎→〇→▲△、◎→▲△→〇で28点(計算ミスがなければ)。
シフルマン頭で来たら泣いてしまうので〇の単勝を少々。
こんな感じでいってみます。当たればかなり良い配当になりますねー。

【追記】シフルマン複勝でも結構つくのでこれも追加で

ニートの割安優良株発見術

興味がある方がいるかどうかという問題はあるのですが、私の銘柄選びの方法を簡単にまとめてみますので、一つの参考になれば幸いです。具体的な方法論に入る前に、私の投資スタンスを一言で説明しておきますと、第一に資産を減らさず、第二に資産を増やすというものです。こうしたことを言っている人は...