【展望】天皇賞・秋(GⅠ):アーモンドアイ VS サートゥルナーリア、勝つのはどちらか!

 今週末は秋の天皇賞がおこなわれます。GⅠ馬が10頭と非常に豪華なメンバーが揃い、何より注目されるのはアーモンドアイとサートゥルナーリアの対決でしょう。どちらもルメール騎手のお手馬でしたがアーモンドアイを選択し、サートゥルナーリアにはフランスの名手スミヨン騎手が騎乗します。秋の天皇賞はこれまでにも数々の名勝負を生んできましたが、今年も名勝負誕生必至といったところでしょうか。秋の天皇賞がおこなわれる東京芝2000mは内枠がかなり有利なコースとなっています。まだ枠順確定ですが、現時点での評価を書いていきたいと思います。

 私が現時点で最も上位に評価しているのはサートゥルナーリアです。netkeibaの予想オッズでは2番人気となっています。過去の記事でも何回か書いていますが、もはやサラブレッドの理想形とでもいいましょうか、非の打ち所がないという印象の馬です。今回も重心のブレないバランスのいい最終追い切りをしており、追えばどこまででも走っていきそうな手ごたえでした。パドックを見れば毎回他の馬を圧倒しています。ダービーでは後ろからのポジションになってしまいあのような結果となってしまいましたが、まともにゲートを出て競馬ができれば今の日本の競馬界で太刀打ちできる可能性があるのは今回出走するアーモンドアイとブラストワンピースくらいだと考えています。大外に入ってしまった場合にはその時また考えてみますが、現時点では不動の本命、頭で来てくれることを期待しています。

 2番手はアーモンドアイです。上でサートゥルナーリアに太刀打ちできるのはこの馬くらいと書きましたが、やはり今回は少しマイナス評価とすべき要素があります。まず安田記念以来の休み明けとなる1戦、外厩で仕上げるとはいえ久々を使うというのは不安になるものです。そして何より斤量です。56kgで出走できるサートゥルナーリアに対してアーモンドアイも56kgの斤量を背負います。アーモンドアイが最高のパフォーマンスを発揮したジャパンカップは53kgでした。それ以降55kgのドバイターフ、56kgの安田記念ではパフォーマンスを落としていると見ることもできます。サートゥルナーリアと同斤量ではどうしても勝てるイメージが湧かないというのが私の印象となります。とはいえサートゥルナーリア以外の相手に負けるイメージも湧きません。2番手評価です。

 これ以外の馬の評価が難しいのでサートゥルナーリアの単勝とサートゥルナーリア=アーモンドアイの馬連でいいかなと思っているのですが、他の馬も見てみましょう。
 
 3番人気予想はワグネリアン。札幌記念からのローテーションです。サートゥルナーリアとアーモンドアイの争いに食い込むにはブラストワンピースとはもっときわどいレースをしてもらいたかったところ。東京2000mは舞台的には合いそうですので、その辺で展開もガッチリと噛み合えばもしかしたら上位進出もあるかも?

 次にダノンプレミアム。前走の安田記念は大敗したもののマイルから2000mではなかなかの成績を残しています。勝つとしたら逃げもしくは好位からの抜け出しというパターンになりそうですが、アルアインとほぼ重なるイメージ、アエロリットがいるので逃げることはないかもしれません。川田騎手がどのように乗るのか興味がありますが、アエロリット、アルアインあたりとの兼ね合いが非常に難しい印象。

 スワーヴリチャードは宝塚記念3着以来のレース。能力は相当なものを持っていると思いますが近走は馬券に絡むのがやっとというレースが続いています。上位2頭に食い込む可能性を最も秘めているのはこの馬だと思っているのですが、横山騎手がなかなか気まぐれロマンティックなので軸にはしづらく。。。

 アルアイン、アエロリットに関してはダノンプレミアムの項で書いたように同型の兼ね合いが難しく、このメンバー相手に粘れるかどうか。アエロリットは1ハロン延長でこのメンバー相手ではさすがに厳しいか。。。

 ウインブライトは東京競馬場ではキレ負けしてしまう。

 ユーキャンスマイルはここにきて急上昇していると思います。前走新潟記念では後方からの追い込みを決めましたが、今回はこの競馬では確実に届かないため騎乗予定の岩田騎手がどのように乗るかは非常に興味があります。内枠を引いて中団で競馬ができるようであれば上位進出もありえる1頭。

 とりあえず今回はここまでにします。これ以外にもマカヒキやケイアイノーテックがいますが、さすがに厳しいかな。。。というのが正直な感想です。すでに書きましたが、現時点ではサートゥルナーリアの単勝と、サートゥルナーリア=アーモンドアイの馬連です。あとは枠が決まってから考えることにしましょう。

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