【ディアドラ出走】ナッソーステークス(GⅠ)

 日本時間8月1日23時35分、イギリスのグッドウッド競馬場でナッソーステークス(GⅠ)がおこなわれ、日本からディアドラが参戦します。ナッソーステークスは芝約2000mのレースであり、過去にはヴィジャボードやサフューグが勝ち馬に名を連ねています。

 ディアドラは前走のプリンスオブウェールズステークスからのイギリスでの連戦ですが、相手関係を考えれば相当楽になると言えます。それでも英・愛ギニーを制しているハモサ、仏オークス馬チャンネルあたりは強敵になるかと思います。ディアドラの現地での評価は高くはありませんが、日本のGⅠ馬ですからこのくらいのメンバー構成であればいい勝負ができるのではないでしょうか。

 

 なおJRAでの馬券発売はありません。

ディープインパクト死す

 2019年7月30日、ディープインパクトが繋養先の社台スタリオンステーションで亡くなりました。28日に頚部の手術をおこないましたが、29日起立不能となり、30日にレントゲン検査をしたところ頸椎の骨折が判明、安楽死の処置が取られました。

 ディープインパクトは2002年3月25日生まれ、父は日本競馬を根本から変えたとまで言われるサンデーサイレンス、母はドイツでGⅠを制したウインドインハーヘア。セレクトセールで金子真人氏に7000万円というサンデーサイレンス産駒としてはそこまで高くない金額で落札されました。

 競走馬時代の成績は海外を含み14戦12勝、シンボリルドルフ以来2頭目の無敗の三冠馬となり、凱旋門賞にも挑戦しました(3着入線、のち失格)。最後方からの追い込みというスタイルでしたが、それでもロングスパートによる危なげない競馬をしました。

 種牡馬としても数多くのGⅠ馬を輩出するとともに、リーディングサイヤーをこれまでに7度獲得しています。後継種牡馬候補もたくさんいるので、そこからディープインパクトの血を受けついでいく種牡馬が生まれればいいなと思うばかりです。

 命に優劣はないわけですが、ディープインパクトという馬は日本の競馬ファンに特別な馬です。野球で言えば王・長島、プロレスで言えば馬場・猪木、相撲で言えば大鵬・千代の富士といったクラスと考えていいでしょう。私個人としては現役時代も全て見届けた馬としては、このクラスの馬が亡くなるのは初めての経験です。日本競馬界としての損失も計り知れません。またディープインパクトのような名馬が日本競馬界に颯爽と登場することを希望しつつ、ディープインパクトが安らかな眠りにつくことを願います。

【注目馬】ウルクラフト

 このウルクラフトという馬は新馬戦がなかなかいい内容での勝利だったため、千両賞と白梅賞で本命にしたのですが成績が振るわなかった馬です。今日の小倉7Rで久々に登場してきたわけですが、パドックを見てまだ立て直せてないのかなという判断で、ロードゼウスを本命にしてしまいました(こちらも一応そこそこ注目してます)。

 しかし、結果はウルクラフトが見事1着、ウルクラフトごめんなさい。しっかり立て直していました。1800mのレースで勝てたので、これからどのようなローテーションになるのかわかりませんが、秋華賞をぜひ目指して言って欲しいものです。切れる脚を使うタイプではありますが、先行してタフな脚を使う印象です。

【結果】キングジョージ6世&クイーンエリザベス2世ステークス(GⅠ)

 キングジョージ6世&クイーンエリザベス2世ステークスは、エネイブルが1着、2着にクリスタルオーシャン、3着ヴァルトガイストとなりました。牝馬ながら59kgを背負って手ごたえ的には上回っていたクリスタルオーシャンとのたたき合いを制したエネイブル、やはり並大抵の牝馬ではないなといった感想です。とはいえクリスタルオーシャンも相当強く、凱旋門賞での再戦でも見られるようであれば面白くなりそうです。3着にはヴァルトガイストが入りました。フランス馬のプライドをなんとか保ったというかたちです。日本から参戦したシュヴァルグランは6着。やはり馬場が堪えたでしょうか。

 馬券的にはクリスタルオーシャンを中心視と前回書いたように、クリスタルオーシャン→エネイブル→ヴァルトガイストという3連単、同じ3連複、クリスタルオーシャンとヴァルトガイストのワイドという3点を買いました。3連複とワイドが当たりプラスにはなりました。クリスタルオーシャンがエネイブルに競り勝ってくれていれば3連単も当たったのですが、かなり絞って買って当たったので良しとします。

 これで凱旋門賞3連覇のかかるエネイブル、さらに視界良好というところでしょうか。そのくらい強さを見せた一戦になりました。

キングジョージ6世&クイーンエリザベス2世ステークス(GⅠ)

 7月27日(土)、イギリスのアスコット競馬場でキングジョージ6世&クイーンエリザベス2世ステークスがおこなわれます。

 このレースはいわば欧州競馬上半期の総決算といった感じのレースで、過去にはリボー、ダンシングブレーヴ、ラムタラ、モンジュー、ニジンスキー、ガリレオ、、、、など錚々たる面々がその勝ち馬に名を連ねます。

 日本馬は1969年のスピードシンボリによる挑戦以降、5頭が参戦していますが2006年のハーツクライ3着が最高着順となっています。この年のハーツクライは恐ろしいほど強かったですが、それでも勝てませんでした。帯同馬の関係で寂しがっていたなんて話もありますけどね。

 今年はシュヴァルグランが参戦します。スタミナとパワーを兼備しており、適性としては今の日本競馬界随一ではないでしょうか。


 しかしながら相手関係がなかなか厳しいと言えます。
 
 第一に昨年の凱旋門賞連覇、BCターフを制覇し、前走は久々の復帰戦となったエクリプスステークスを勝ったエネイブル。
 
 第二にクリスタルオーシャン。3連勝中で前走は好メンバーのプリンスオブウェールズステークスを制しています。

 第三にヴァルトガイスト。現在のフランスではトップの実力馬と言ってよく、今年はガネー賞を制し、前走はプリンスオブウェールズステークス3着です。

 これ以外にも英ダービー馬アンソニーヴァンダイク、コロネーションカップを制しているデフォーなど良いメンバーが揃っています。

 とはいえシュヴァルグランもドバイシーマクラシック2着からの参戦、過去にはジャパンカップも制しています。実績で言えばこのメンバーに入ってもおかしくはなく、あとは適性があり、調子が整えばそれなりに善戦できそう。勝ちまでは、、、といった感じですが。


 キングジョージ6世&クイーンエリザベス2世ステークスは日本時間の7月27日23時40分発走です。JRAによる馬券発売があります。馬券的にはクリスタルオーシャンを中心視しようかなと考えております。

【気になるレース】中京2歳ステークス

 2019年7月20日(土)に中京2歳ステークスが中京競馬場でおこなわれます。このレースはOP特別ですが、去年の勝ち馬は朝日杯とNHKマイルの2つのGⅠを制しているアドマイヤマーズ、また開催時期が異なるため比較にはならないもののダイワスカーレットやメイショウサムソンなどの名馬も勝ち馬にその名を連ねています。

 とはいえ今年は登録馬の中に新馬勝ち馬が2頭と寂しいメンバー構成となっています。そのため新馬で負けた馬が3着以内に少なくとも1頭は絡んできます。どの馬がその候補になりうるのかを見分けることが非常に大切になってきそうです。

 正直パドックを見て判断したいところなのですが、現時点での印は以下の通りです。

 

本命◎ヤマニンエルモサ。ラインベックが血統面から断然の人気を集めそうな感じなのでこちらを上に取ります。新馬戦の勝ちタイムもラインベックを2秒上回っています。特にこちらは重馬場だったことを考えると、新馬戦の勝ち時計があてにならないことを考慮しても十分な買い材料でしょう。

 対抗〇フォギーショコラ。こちらは中京1600mの持ちタイムがヤマニンエルモサと並んでトップ。新馬戦ではラインベックに大きく負けているものの、前走の未勝利戦では大きな不利がありつつも4着でこのタイム。騎手で人気はなさそうですが十分馬券圏内ありそう。

 単穴▲ラインベックディープインパクトとアパパネという三冠馬同士の配合。その血統背景もあって人気を集めそうです。このメンバーであればあっさり買ってしまいそうですが、この類の人気馬はあまり買いたくありません。飛んでくれたらこの頭数でもそこそこつきそう。

 あとはパドックを見てでしょうか。当日の馬場も気になるところです。ハッピーオーラが1600mの持ち時計では最速です。馬場が悪くなれば不良馬場で勝ち上がりのアサケエースも面白そうですね。

【結果】函館記念(GⅢ)

 函館記念の結果です。勝ったのは田中勝春騎手のマイスタイル、2着にマイネルファンロン、3着にステイフーリッシュが入りました。結果的にはいったいった、前残りになりました。前が有利かなとは思ったもののマイスタイルに重い印を打てなかった時点でダメ予想でした。本命のマイネルファンロンが2着に来たものの、対抗メートルダールが7着、想定ではもう少しだけ前で競馬してくれるかなと踏んでいましたが。。。という感じです。2頭軸だったので外れ。エアスピネルはやはり久々が厳しかったでしょうか。

 本命にしたマイネルファンロンは2着で賞金が加算できた点は非常に良かったと思います。秋に向けて夏競馬で一つは重賞を勝てるようであればGⅠにも出走できるでしょうし、積極的に大きい舞台を狙っていってほしいですね。

勝ったマイスタイルは早い時期からそれなりに成績を残してきましたが、ここに来てようやく重賞初制覇となりました。こちらも秋はGⅠに出てきて欲しいですね。過去にはダービー4着もある馬ですので、大きい舞台でも条件がかみ合えばという感じです。

ニートの割安優良株発見術

興味がある方がいるかどうかという問題はあるのですが、私の銘柄選びの方法を簡単にまとめてみますので、一つの参考になれば幸いです。具体的な方法論に入る前に、私の投資スタンスを一言で説明しておきますと、第一に資産を減らさず、第二に資産を増やすというものです。こうしたことを言っている人は...