フランスの競馬場(前編)

フランス競馬は競馬統括機関France Galop(フランスギャロ)によって運営されていますが、主に6つの競馬場、Auteuil(オトゥイユ)、Chanthilly(シャンティイ)、Deauville(ドーヴィル)、Maisons-Laffitte(メゾン=ラフィット)、ParisLongchamp(パリ・ロンシャン)、Saint-Cloud(サン=クルー)でレースがおこなわれています。
オトゥイユ競馬場は、パリのPorte d’Auteuil(ポルトドートウィユ、こんな名前の馬もいました)にあり、ロンシャン競馬場にもほど近い障害専門の競馬場です。1873年に作られたこの競馬場は33ヘクタールの広さがあり、フランスにおける障害レースの中心地となっています。春のGrand Steeple-Chase de Paris(パリ大障害)と秋のPrix La Haye Jousselin(ラ・エ・ジュスラン賞)が大きなレースとされているようです。
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シャンティイ競馬場は、ロンシャン競馬場改修中に凱旋門賞が代替開催されていたことで日本では知られていると思います。
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パリの北40kmほどにあるシャンティイの地はかつての大貴族モンモランシー家の領地であったため、競馬場の近くにはシャンティイ城があり、観光地となっています。私も行きましたがとてもきれいな城で、多くの美術品が展示されています。シャンティイ競馬場における大きなレースとしては、フランスダービーにあたるPrix du Jockey-Club(ジョッケデケルブ賞、1836年より実施)とフランスオークスにあたるPrix de Diane(ディアヌ賞、1843年より実施)があります。特にディアヌ賞はドレスアップした紳士淑女が大集結するため、普段着で行くと浮くこと間違いなしです。
ドーヴィル競馬場は、フランス北西部のノルマンディー、カルヴァドス県(カルヴァドスというリンゴ酒で有名な地域)のドーヴィルにあります。この競馬場では、フランスのマイル路線の最高峰レースの一つPrix Jacques le Marois(ジャック・ル・マロワ賞)がおこなわれます。1998年にタイキシャトルが制覇したことで日本でも知られていると思います。この前週には同競馬場でシーキングザパールがモーリス・デ・ゲスト賞を制して、日本馬として海外G1初制覇を成し遂げており、日本競馬史上に残る競馬場と言えます。

とりあえず3つの競馬場について書きましたが、疲れたので残りの3つについてはまた次のブログで書きますねー。

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