【ネット上で完結】フランス長期ビザ有効化方法の大幅な変更について

 今回のお題は、基本的に競馬に関する記事を書いている当ブログにおいて少々本筋から逸れているものかもしれませんが、おそらく現時点であまり周知されていない情報かと思われますので今回記事にしてみます。フランスへ留学なさるなど長期ビザで滞在を予定している方に向けての記事になりますのでご承知おきください。なお私の知識はあくまで素人のものですので、最終的な確認は自己責任でよろしくお願いいたします。

 フランスに3か月以上滞在する場合には基本的にビザを日本のフランス大使館で取得することが必要になると思います。しかし、このビザ取得だけではフランスに長期滞在することはできません。渡仏後、このビザを有効化することが必要になります。これは学生ビザにおいても就労ビザにおいても義務であり、フランスに入国したその日から3か月以内に有効化する必要があります。

 これからフランスに長期ビザで向かおうとしている方はたいていの場合インターネットで様々な情報を調べていることかと思います。そして現時点で長期ビザに関して調べると、渡仏後にビザをどのように有効化するか細かく書いてくださっている親切なブログを多く見つけることになります。渡仏後できる限りフランス移民局(OFII : Office Français de l’Immigration et de l’Intégration)に必要書類を郵送し、なかなか家に届かない召集状を待ち、、、と複雑な手順を経てようやくビザの有効化が完了するといったものです。

 ところがこの手順に大きな変更が加えられました。私もこの変更を知らずに有効化の作業を進めていて無駄なことをいくつもしたので、ぜひ皆さんに周知したいという気持ちでおります。在日フランス大使館ホームページの文言を引用させていただきます。


2009年9月1日より、フランス移民局(OFII : Office Français de l’Immigration et de l’Intégration)での必要手続きを行うことを前提に、3カ月以上・1年以内の滞在のためのいくつかのカテゴリーの長期ビザに対して滞在許可証としての効力を持つ長期ビザが発行されています。2019年2月18日よりOFIIの登録方法が大幅に変更いたしました。
OFII の紙は不要です。フランス入国後3ヶ月以内に以下のサイトで登録が必要になります。
https://administration-etrangers-en-france.interieur.gouv.fr
   出典:在日フランス大使館ホームページ


これまでは移民局に書類を郵送し、いつ到着するかもわからない召集状を心待ちにし、さらに招集日に移民局へ足を運び、、、といった手順を踏む必要があったわけですが、なんと今回の変更によってフランス内務省のホームページからネット上で作業が完結するようになりました。これまで同様に申請料金として学生ビザでは60ユーロ、就労ビザでは250ユーロの収入印紙(Timbre)が必要となります。クレジットカードさえあれば登録途中に買えますので問題ないかと思います。あまりこのご時世にいないかもしれませんが、もしクレジットカードを持っていないとしてもTabacなどにて購入が可能だということなのでこちらも問題ありません。

 今回の変更によって申請者の負担は相当軽減されることになるかと思います。特に招集状がなかなか届かない状況は精神衛生上よろしくありませんからね。まだこの変更に関してはあまり周知されていないと思いましたので記事として簡単にまとめてみました。これからフランスでの長期滞在を予定されている方の役に立てばいいなと思っております。

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