フランスの競馬場(後編)


フランスの競馬場(前編)からの続きであります。まだ前編をご覧いただいていない方は、そちらを先にご覧いただくとわかりやすいかと思います。

それではMaisons-Laffitte(メゾン=ラフィット)から参りましょう。メゾン=ラフィット競馬場は、パリの北西約20㎞にあるメゾン=ラフィットにあります。この町は競馬場があることからCité du Cheval(シテ・デュ・シュヴァル、馬の町)とも呼ばれているようです。citéは都市、町を意味します。英語で言うシティですね。そしてchevalは馬を意味します。日本にもシュヴァルグラン(Cheval Grand、偉大な馬の意)という名馬がいますが、このシュヴァルです。
メゾン=ラフィット競馬場はフランスギャロの6場の中では日本人に最もなじみがない競馬場かもしれません。フランスギャロのページやWikipediaを見てもG1レースはないようです。ただ今年は、武豊騎手騎乗でジェニアルがPrix Messidor(メシドール賞G3)を制したことで名前に印象がある方もいるでしょう。
続いてParisLongchamp(パリ・ロンシャン)競馬場です。ロンシャン競馬場は、言わずと知れた凱旋門賞がおこなわれることでも日本の競馬ファンの皆さんになじみがあるかと思います。2015年から改修工事に入っていましたが、今年リニューアルオープンしました。新しくきれいなスタンドが印象的です。
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凱旋門賞以外にもエルコンドルパサーやエイシンヒカリが制したPrix d'Ispahan(イスパーン賞)や、凱旋門賞の前哨戦として知られるPrix Foy(フォワ賞)、Prix Niel(ニエル賞)などもおこなわれます。フランスギャロのページには、「この地の優雅さ、設計のすばらしさ、規模の大きさにより、この地は競馬におけるエッフェル塔に相当する」と評されています。
最後にSaint-Cloud(サン=クルー)競馬場です。サン=クルー競馬場はパリ近郊に位置する競馬場であり、パリからヴェルサイユへ高速道路で向かうと途中で通った記憶があります。ここは何といってもエルコンドルパサーが1999年にGrand Prix de Saint-Cloud(サン=クルー大賞)を制覇したことで知られています。これ以外の大きなレースとしては2歳G1のCritérium de Saint-Cloud (クリテリウム・ド・サン=クルー)などがあるようです

以上6つの競馬場を簡単に見てきました。今はインターネットの普及もあって日本語でもいろいろな情報を得ることができるので、気になった人は検索して調べてもらうとさらに多くのことを知れるかと思います。

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