フランス競馬の馬場用語

日本の競馬では、馬場状態に関してJRAが良、稍重、重、不良と4つに分類して発表していますが、フランス競馬ではどうなっているのでしょうか。気になったので少し調べてみました。
JRAのホームページにある情報では、「フランスでは芝コースの馬場状態は、馬場硬度を測定するペネトロメーターの計測値に応じて、「TRES LEGER」、「LEGER」、「BON LEGER」、「BON」、「BON SOUPLE」、「SOUPLE」 、「TRES SOUPLE」、「COLLANT」、「LOURD」、「TRES LOURD」 に区分されます。」と書かれていました。つまりフランス競馬において馬場は10に分類されるようです。
フランス競馬のルール:フランス競馬 各国の競馬 海外競馬発売 JRA
もう少し詳しく調べてみると、フランス場外馬券発売公社(Pari Mutuel Urbain, PMUと略されます。フランスはすぐにこういうものを略したがります笑)のページを見つけました。
https://hippique.blog-pmu.fr/2015/10/07/comment-est-determine-letat-du-terrain/
硬度計数値 分類 JRAによる分類
2,2まで   Très léger
2,3 – 2,7  Léger
2,8 – 2,9  Bon léger
3 – 3,2  Bon
3,3 – 3,4  Bon souple 稍重
3,5 – 3,7  Souple
3,8 – 4,1  Très souple
4,2 – 4,5  Collant
4,6 – 5  Lourd 不良
5,1以上 Très Lourd
硬度計?もしくは針入度計?(pénétromètre)というものがちゃんと理解できてないですが、その数値によって細かく分けられているようです。そしてJRAはそれを上の表のように対応させているということです。

フランス語を簡単に見ていくとtrèsは英語で言うvery(とても)に当たる言葉で、トレビア~ンなんで言うときのトレです。légerは軽いっていう意味の形容詞。bonはセボ~ン(C'est bon !)なんて言うときのボンで英語で言うgood。soupleは柔らかい、collantはべとつく、lourdは重いという意味になります。国と言葉が違えば馬場の表現の仕方も変わるんですね。面白い。

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